朝から雲が広がっていた4月最初の日。
少し前から「1日はワイメア・ベイ・ビーチパークに行こう!」と決めていました。
だけど雨レーダーを見るとワイメア・ベイは降っているみたい。。。
お昼近くまで悩みましたが「雨だったらパーキングが空いているかも!」と思い出かけてみました。
ワイメア・ベイ・ビーチパークに行くのは十数年ぶり。
曇り空でも相変わらずパーキングは混んでいました。
それでも10分程待っていたら駐車できました。
心配だった雨も降っていなくて、本当に久しぶりにワイメア・ベイ・ビーチパークの砂浜を歩きました。
ビーチに入ってすぐ右手にライフガードの小屋があります。
「危険な潮流」の看板がありました。
小屋の周りに木が植えられています。
庭付き1軒家のようです。
このビーチは湾になっていて、春から夏にかけては穏やかなビーチです。
波が高くなる直前にライフガード小屋からアナウンスがありました。
「波が高くなるので右側には行かないように。子供は海に入れないように」と。
他のビーチのライフガード小屋にもスピーカーってついていたっけ?
覚えていませんが、このようなアナウンスを初めて聞きました。
高くなる波から逃げる人もいますが、この高波を楽しんでいる人もいます。
今日の波は3m位かな?
特に大きな波が来る直前は海底の砂が動くのか、「ザザザー」とスゴイ音がしました。
この音にこのビーチの怖さを思い出しました。
ワイメア・ベイ・ビーチパークに十数年行かなかったのにはワケがあります。
実は十数年前の秋にこのビーチで高波に巻かれて怪我をしました。
1回目の大波で海に入っていた人達全員が砂浜に打ち上げられました。
浮き輪をしていた私だけが波に連れ戻され、もっと大きな2回目の波に巻かれました。
砂浜に叩きつけられ、海底を転がされました。
打ち所が悪ければ首の骨が折れてもおかしくない程の大波でした。
オット(まだ結婚前でしたが)曰く「あの波は5mはあった」と。
たった2回でしたがその大波でビーチにいた人達が皆、帰り支度を始めたほどでした。
翌年も遊びに行きましたが怖くてすぐに帰りました。
それ以降このビーチには行きませんでした。
怖くて行けなかったビーチに今日行った理由、それは40年前の4月1日にワイメア・ベイ・ビーチパークでエディ・アイカウ氏の追悼セレモニーが行われたからです。
伝説のウォーター・マンであり、ワイメア・ベイ・ビーチパークの初代ライフガード。
まだジェットスキーが無い時代にサーフボードで何千人もの命を救いました。
ホクレア号が転覆した時もクルーを救うために1人サーフボードで荒海に出て行方不明になりました。
最近伝記を読んで40年前の今日、ここで追悼式が行われたことを知りました。
そして湾になっていて穏やかそうに見えるこのビーチがどれほど危険なのかも知りました。
あの時、大波に1人だけ巻き込まれて大怪我をしなかったのは奇跡だと改めて思いました。
怪我をするまで何回も行ったのに記念碑の存在に全く気が付きませんでした。
その記念碑を見るために行きました。
今日も遊泳禁止の旗が出ていました。
湾の両側では波しぶきが霧雨のように見えました。
春になったとはいえ、まだ波の高い日があるようです。
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