ハワイ大神宮を出たあと、隣にあるNuuanu Valley Parkに行ってみました。
エマ王妃の夏の宮殿に行った時に見た裏庭がとっても静かで心が魅かれてしまいました。
駐車場の周りには緑の絨毯を敷いたような広場があります。
大きなモンキーポッドが何本もあり、奥には遊具とバスケットのコートがありました。
パスケット・コートの左側から下の広場へ降りて行くことにしました。
すぐ横には住宅街がありますが、とっても静か。
所々茶色い土が見える斜面は昨日までの雨で滑りやすくなっていました。
たくさんの木々で、ジャングルに向かって行くみたいです。
斜面を下りた所に大きな木がありました。
この木の根っこ、すごいです。
板みたいになっています。
このような根っこの木を以前にも見たことがあります。
その時一緒にいた友人が「こんな木初めて見た。なんていう木?」と聞いてきました。
木はどう見てもモンキーポッドでしたが、そんな根っこの木を見たのは私も初めてでした。
調べてみたらこのような根っこは「板根(ばんこん)」といい、熱帯雨林の背が高い木に見られるそうです。
土壌の層が薄くて地中深くに根が伸ばせない場合、根っこを板のように上に伸ばすことで倒れないように支柱の役割を果たしているそうです。
また、根っこを大きくする事で空気中の水分を吸収したり呼吸したりしている可能性もあるとか。。。
このような根っこになる種類ではなく、生育環境で根が変化する。。。自然てすごい。
この木の向こうには小さな広場がありました。
奥にあるのは大きなバニアンツアー。
この辺りはカメハメハ大王が大軍を率いて攻め上がって行った場所だそうですが、この木はその光景をみていたのでしょうか?
大きなモンキーポッドの向こうにエマ王妃の夏の宮殿が見えます。
とっても静かで穏やかな場所です。
爽やかな風が通り、木々が作る木陰のおかげでとっても涼しいです。
自分の周り全部が緑です。
こんな場所が近所にあったら
こんな所で1日中読書や昼寝ができたら
すごく癒されるだろうな~
広場をあとにして、バスケット・コートの右側へ出る斜面を登りました。
こちらは草がもさもさ生えていて、滑ることはなさそうです。
斜面を登り切ったらククイの木がありました。
古代ハワイアンにとっては薬にも調味料にも燃料にもなる重要な木です。
木の下にはたくさんの新しいククイが芽を出していました。
落ちた木の実から発芽したのでしょうか?
数年後にはククイの林ができるかもしれません。
斜面を登り切ってバスケット・コートの脇を抜けると駐車場脇の上の広場に戻りました。
下の広場まで行かなくても、ここで充分のんびりできそうです。
モンキーポッドの木陰にはベンチがいくつもありました。
広場の横にはエマ王妃の夏の宮殿とお土産物屋さんが見えます。
上の広場のバニアンツリーの根本に水が流れていました。
きっと山で降った雨水が地中に染み込んで流れてきたのでしょう。
そういえば夏の宮殿の脇にも小川が流れていました。
手すりの所からまた地中を流れていき、宮殿の脇から再び地表に出ているみたいです。
そういえば下の広場にいる時に足がムズムズしていました。
葉っぱかな?と思いましたが、どうやら蚊に刺されてしまったようです。
しかもたくさん。
蚊が心配なら下の広場まで行かなくても上の広場でのんびりと緑を満喫できます。
今度誰か日本から来たら、初日はお弁当を持って来てここで食べようかな~。
ワイキキに泊まれば海は近くに感じるけど、こんな静かな場所で緑に癒される場所はワイキキにはありません。
いつまでものんびりしちゃいそうだけど、オットから用事が終わったと連絡が来ました。
オットを迎えに行って帰ります。
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