アロハプログラムWeek in Hawaii 6日目午後の部。
ハワイアンの視点で各地を巡るツアーです。
どこに行くのか全く分からずバスに乗り込みました。
最初にやって来たのは「エマ王妃の夏の宮殿」です。
夏の宮殿、サマーパレスと呼ばれていますが、ハワイ語ではHānaiakamalama(ハーナイアカマラマ・月の養子=南十字星)という名前です。
今年の1月に訪れたことがあります。
その時とは違い今日の館内はクリスマス仕様になっていました。
大きなクリスマスツリーやお花が置いてありました。
夏の宮殿のあとはカネオへ方面に向かいました。
「サークル・アイランド」というツアー名だったので、このまま島をぐるっと周るのかな?と思ったらHE'EIA 州立公園でバスが停まりました。
隣には潮の干満差でできる砂州「サンドバー」で人気のツアーが出航する港があります。
4年前半ほど前にここに1人で迷い込んだことがあります。
男の人がたくさんいてビックリしました。
その時は「ちょっと怖いかも」と感じたこの場所に、なんとフィッシュ・ポンド(養魚池)がありました。
このフィッシュ・ポンドは800年ほど前に造られたそうです。
オアフ島で2番目の大きさだそうです(一番大きいのはクアロアにあるそうです)。
洪水で石垣が壊れ、マングローブが生い茂りフィッシュ・ポンドは廃れて行ったそうです。
後の調査でこの場所にフィッシュ・ポンドがあった事が分かり、2001年に修復作業が始まったそうです。
作業に携わった方々は泥だらけになりながら1本1本マングローブを引き抜き、バケツリレーの様に1つ1つ石を運んで石垣の囲いを積み上げて作った行ったそうです。
すべてボランティアの皆さんによる手作業だったそうです。
そうしてフィッシュ・ポンドとして機能しだしたのは2年前の2015年12月だそうです。
14年の歳月をかけて修復されたフィッシュ・ポンド、美しい景色でした。
4年半前に来た時に男の人がたくさんいたのはフィッシュ・ポンドの修復作業をしていたからなのかもしれません。
「怖いかも・・・」なんて思って申し訳ないです。
フィッシュ・ポンドの近くへ降りて行きました。
たくさんの石が積まれています。
ここは横に川が流れているそうです。
海の水と山からの水で栄養豊富なフィッシュ・ポンドだそうです。
フィッシュ・ポンドの中と外には母と父のように魚を守る神さまがいると信じられているそうです。
1つ1つキッチリと積み上げた石垣、落ちているマングローブの木片、とてつもない時間と労力をかけて行われた修復作業。
その工程を若い男性の先生は楽しそうに、時に笑いを交えてお話してくださいました。
とても貴重なお話と美しい景色に感動しました。
伝統航海術もそうですが、古代の生活文化を復活させて次世代へ残して行こうとするハワイの方々、素晴らしいです!
フィッシュ・ポンドをあとにしてバスは東海岸沿いを南下していきました。
ワイマナロに入る頃には真っ暗になって来ました。
そして到着したところは潮吹き岩で有名な展望台でした。
ここでの先生は実際にホクレア号のナビゲーターをされている方で、星の見方などを教えていただけるそうです。
あいにくの曇り空で、正直星は1つも見えません。。。
星は見えませんが沖合に船の灯りが見えました。
なんとこの灯り、ホクレア号だそうです!
世界一周航海終了の感謝を伝えるためハワイ諸島を周っている「Mahalo Tour」を終え、モロカイ島からオアフ島に戻る途中だそうです。
風が強くてカメラが揺れてしまいブレブレです。。。
カメラのナイト・モードという機能を使ってみました。
この灯りの右側がホクレアそうだそうです。
灯りだけでも見られて嬉しいです。
ホクレア号の総責任者ナイノア・トンプソン氏は、この展望台に毎日何年も通って星の勉強をされたそうです。
残念ながら今日は雲に隠れて星が見えません。
うっすら月が見える程度です。
先生によると「月が見えているだけでもすごいラッキー!」だそうです。
伝統航海術は「スターナビゲーション」と言われることもあるので、星が重要だと思っていました。
確かに星はとても重要ですが、星が見えくても航行しなければならない日もあります。
そのような日でも船を正確に進める方法があるそうです。
改めてすごい航海技術だと感じました。
このあとはワイキキに戻りました。
ワイキキに着いたのは19時半過ぎでした。
ツアーも残りあと2日。
終わってしまうのが寂しくなってきました。
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